アラサー異常独身男性のひとりごと

お前、マジになれんのか?

第3段 人は最大何個の元号を生きることができるのか?

 よく、ニュースなどで「明治から令和まで5つの元号を生きた~」のような題目で高齢者のインタビューなどが紹介される。

 確かに5つもの元号を生きるのは凄い。しかし、日本では昔はもっと頻繁に改元があった。

 そこで、日本に生まれた人は最大何個の元号を生きることができたのか、理論値を考察してみた。

 まず、100歳まで生きた非常に長寿の人がいると想定する。

 この人が、生まれてから死ぬまでに何個の元号を生きたか、計算してみた。

 下の図は、ある年から100年後までに何個の元号があったかを表したグラフである。

 12世紀にピークを迎えていることがわかる。最大値は43個で、これは1140年(保延六)に生まれ、1240年(仁治元)に死去した場合だ。この場合の生きた元号の一覧は下記の通り。

 

保延・永治・康治・天養・久安・仁平・久寿・保元・平治・永暦・応保・長寛・永万・仁安・嘉応・承安・安元・治承・養和・寿永・元暦・文治・建久・正治建仁元久・建永・承元・建暦・建保・承久・貞応・元仁・嘉禄・安貞・寛喜・貞永・天福・文暦・嘉禎・暦仁・延応・仁治

 

 末期院政鎌倉幕府改元しまくった結果が如実に表れたといえよう。

 

 では、人間の長寿の理論値(現時点では、フランス人女性ジャンヌ・カルマン(1875~1997)の122歳)ではどうか。下は先ほどのグラフのパラメータを100⇒122にしたものである。

 やはり、12世紀がピークのようだ。最大値は51個!で、これは1140年(保延六)に生まれ、1262(弘長二)に死去した場合に該当する。上記の元号に加え、寛元・宝治・建長・康元・正嘉・正元・文応・弘長の8つが加わった形だ。

 

<今回のまとめ>

 ・日本史上、最も多くの元号を生きた人は、40個以上の元号を生きた可能性があり、その理論値は51個(1140~1262)である。