アラサー異常独身男性のひとりごと

お前、マジになれんのか?

第4段 消費者の分際で生産者面するな

 ネットでのアイマスオタクってどうしてあんなにきしょいのだろう、と考えていたら一日が終わった。

 

 思うに、彼らはただの消費者である。彼らのやっていることは、ゲームに課金し、ライブに行き、音源を買う。彼らはアイドルマスターというコンテンツを提供しているバンダイナムコに金を払っているに過ぎない。

 それなのに、「アイドルマスターというコンテンツは『俺たち』(彼らは自称プロデューサーである)がいたからここまで大きくなった」みたいなツラをしているから気色悪い。

 しかも、その主張は虚言ではない、という点でより厄介である。じっさい、彼ら消費者がいなければ、アイドルマスターというコンテンツは成り立っていないのだから。自動車を買う人がこの世に一人もいなくなれば、トヨタが倒産するのと同じ理屈である。

 

 彼らは「プロデューサー」を自称する。プロデューサーとは、Produceする人という意味の単語であり、ではProduceの語義は何かというと、「産する、生ずる、製造する、生産する、作り出す、描く、作る、生む、産む、生じさせる」である。(出典:Weblio辞書)

 つまり、アイドルマスターのプロデューサーとは、アイドルマスターというコンテンツを生産し、世に送り出す人のことである。すなわち、それはバンダイナムコで勤務し、コンテンツの開発、展開を行っている人間のことを指す。ここに彼らが追いかける「虚構」の限界があり、外部からみた気持ち悪さの根源がある。

 要は、彼らは消費者でありながら、コンテンツの生産者を標榜(詐称)し、名刺交換ごっこに興じているわけだ。

 

 他の音楽グループ(仮想でも現実でもよいが)のファンは、基本的に消費者としての態度を貫徹している。彼らはグループの曲を評価し、活動を応援し、宣伝する。もちろん彼らもコンテンツの一員ではあるが、その行動は消費者としての立場に立脚しているものである。間違っても「俺たちのおかげで」とか「○○の担当です」などと吹聴しようものなら、袋叩きに遭うだろう。

 

 アイマスオタクに告ぐ。どうしてもプロデューサー面をしたいなら、芸能事務所に入り、実際に何か活動してみるといい。その勇気も根性も資金もないなら、おとなしく消費者としての立場を貫け。勘違いしてんじゃねえよ。