アラサー異常独身男性のひとりごと

お前、マジになれんのか?

第15段 岩手県は国道・県道の除雪管理をしっかりしろ!

 週末を利用して日本を巡る旅行シリーズ第2弾。今回は盛岡から、奥羽山脈を越えて秋田県の大仙市を目指してみた。

 金曜定時後、伊丹空港へ。掲示板を確認すると、10分遅延との文字が。

10分遅延・・・!

 保安検査通過後、和食の定食屋で鯖の塩焼きを食べながら、時間を潰すことに。昔、「まだ身が残ってるぞ!」と親に怒られながら必死で骨を除けた思い出が蘇る。

 予定通り(?)定刻より10分遅れで伊丹空港を離陸。仙台空港まで1時間半ほどのフライトだった。

 

仙台空港到着ロビー。東北の盟主としての思想が隠れ見える。

 ここからJRに乗り、仙台駅で乗り換えて盛岡駅へ。何気に初めて東北新幹線に乗車した。仙台駅で新幹線へ乗り換えるのに少し手間取り、ひやひやしながら新幹線ホームへ。終電であるやまびこ73号に乗る。

尖ったフォルムがカッコイイ。

 空いていることを期待したのだが、車内はビール片手におつまみを食べてるおっさんで一杯。外も暗く、ただ座ってるだけの1時間を過ごし、盛岡駅に到着。

 

初日の盛岡駅。この時点では路面が見えていたのだが・・・

 到着したのは23時半。早々にホテルにチェックインし、酒を飲む暇もなく就寝。

 

 2日目。7時に起床し、ホテルの外へ。と、一夜にして辺り一面が銀世界になっているではないか。

内心、クソ焦る

 レンタカーを借り、秋田県との県境、国道46号の仙岩峠に向けて運転開始。しかし、路面の状況が非常に危険な状況が続く。

盛岡市内ですでにこの状況

やばい!

やばい!!!!!

 怖いので時速40キロくらいで走っていたのだが、途中で倍くらい出している軽バンに抜かれた。雪国民、恐るべし。

 1時間半くらいこんな感じのデス・ロードを走った後、ようやく最初の目的地、角舘に到着。

 

雪はやまない

 武家屋敷的な街並みが有名らしいのだが、雪がドカドカ降るため早々に離脱。南下して美郷町へ向かう。

 

青と白の対比が美しい

 美郷町に向かう途中で雪がやみ、青空が現れた。冬の日本海側で青空を拝めるのは希少だ。

大仙市

横手市

 横手でちょうど正午になったので、昼食を食べることに。特に何も調べていなかったのだが、グーグルの口コミで評価が高かったラーメン屋「幸」に行ってみることに。

 「納豆ラーメン」が名物とのことだが、ちょっとビビったので「チャーシューラーメン」を頼んだ。

油が上質でおいしい

 これが絶品。チャーシューもパッと見普通のチャーシューだが、脂が程よく乗っており、かつ柔らかい。ダシの加減も絶品。下にリンクを貼っておくので、是非行ってみてください。

 

maps.app.goo.gl

 

 その後、秋田岩手県道1号線を再び岩手県に向かって走る。ここで気付いたことが一つ。秋田県内の道は、どこもきちんと除雪が行き届いているのだが・・・

秋田県内。しっかり除雪がされているが・・・

岩手県に入った途端、路面の状況が極度に悪化。

やばい!!!!!!!!!!

 岩手県、太平洋側だからか知らないが、慢心していないだろうか。除雪をちゃんと行え!

 再びスリップの恐怖におびえながら、ようやく本日の最終目的地、ほっとゆだ駅に到着。

 

雪はやまない

 ここは日本で唯一、駅舎と温泉が併設されている。温泉の中には鉄道の信号が備え付けられており、電車の発車時刻が近づくと、信号の色が青から黄、赤に変わってお知らせしてくれるという面白い温泉だ。

 泉質は若干緑がかかった色で、ほのかにピートの香りがする。おそらく泥炭の層を通ってきているのだろう。1時間ほど滞在し、温まらせてもらった。440円という値段設定も良心的。

 再び車に乗り、高速道路に乗って、北上・花巻方面へ。当初予定していなかったが、案内板に「花巻空港」の文字列を発見。寄ってみることに。

 

無意味な空港徘徊は独身の特権

 しかし、機体が1機もおらず、ちょっとがっかり・・・

デカ花巻

 仕方なく、晩に食べる予定の盛岡冷麺のお土産を購入して空港を後にした。

これはリアル盛岡冷麺

 <おまけ>

帰りの機内 富士山が綺麗に撮れた

富士山と南アルプスの高峰たち

 

<総論>

岩手県内の道路は、冬季除雪がされておらず、危険。行くなら秋田県に行くべし。







 

 

第14段 電話について

 電話を終わって、受話器を置くときに、怒っているわけでもないのに受話器をたたきつけるように置く人は、いったいどういった育ち方をしているのだろう。是非とも親の顔を見たいものだ。

 また、いざ電話を転送する段になって、相手の名前や所属を失念したりするのも感心できない。そもそも、電話を取る段階で手元にメモがなくてどうするのか。

 昔は、家に固定電話があったから、電話に出る親の姿をみて、これらのことを学べたのだ。今は固定電話がない家も多いのだから、電話の教育を義務教育で行うべきである。

 メールをした1分後くらいに電話をかけてきて、「メールで送ったのですが、読まれましたか」などとまぬけなことを言う人もいる。メールで済む内容なら、メールだけで済ませればよいのに、電話をメールの通知代わりだと思っているのだろう。傍迷惑な話だ。

 会ったことがなくて、電話で初めて会話するのに、初めから敬語を使わず、やけに馴れ馴れしい人もいる。また、やたら威圧的な話し方をする人。自分の自信の表れなのか知らないが、その口調で相手の心象を悪くしていることに気づかないのだろうか。

 電話の所作一つとってみても、その人の本性や育ちが現れるものなのである。

第13段 日本の地方区分が決まらないなら競馬場で決めればいいじゃない

 「長野県が何地方に属するのか」という話題でインターネットが盛り上がっていた。

 基本的には中部地方に属するというのが大方が支持する見解なのだろうが、しかし「関東甲信」として関東地方に入れる見方、また「信越」として独自の地方区分にする見方、はたまた「上信越」というカテゴライズも存在している。

 日本の地方区分論争に最終的な決着をつけるべく考えていたのだが、ある一つの解を思いついた。

 日本に10存在するJRA中央競馬場からの距離で、地方を10のエリアに区分するのはどうか。

 早速、全国の市区町村の緯度経度データを入手し、競馬場からの距離で所属地域を分類してみた。下図がそれである。

全国地域区分図(競馬場からの距離別)

順番に見ていこう。まず、札幌地方は、北海道の渡島半島を除いたほぼ全域を管轄する。わずかに室蘭市周辺が函館地方の管轄だ。

 

続いて函館地方であるが、北海道の渡島半島奥尻島青森県の全域と、秋田県北部、岩手県北部を管轄する。

函館・福島・新潟

 秋田県男鹿半島付近で函館地方と新潟地方が境界を接している。男鹿市は新潟地方に所属するが、大潟村は函館地方に所属。岩手県は盛岡以北が函館地方の管轄で、その他は福島地方に所属している。宮城県は全域が福島地方に所属する。

福島・茨城・栃木

 福島県は、福島競馬場を抱えながら、全域がその管轄ではない。西部の奥只見地区は、新潟地方に所属する。

 栃木県と茨城県の北部は、福島地方の管轄であるが、それ以外は中山地方の管轄となる。栃木県の佐野市足利市のみが、東京地方の管轄となっている。

首都圏

 

 首都圏の区分は、千葉県が西方に領土を拡大したような絵面になっている。南房総市のみが東京地方の飛び地となる。群馬県・神奈川県・山梨県は全域が東京地方に所属する。

長野・静岡

 静岡県は、静岡市を境に東は東京地方、西は中京地方となった。そして問題の長野県であるが、やはり3地方に分割された。松本以南が中京地方、そして北部飯山市周辺が新潟地方、残りは東京地方に所属する。また岐阜県は全域が中京地方へ所属する。

北陸三県

 富山県は、東端部のみ新潟地方に、残りは中京地方。石川県は、能登半島先端部が新潟地方へ、残りは中京地方への所属となった。富山湾横断フェリーでも就航すれば現実的な分割だ。福井県は旧国の若狭と越前の境とほぼ同じ境界で、中京地方と京都地方に分割される。

ややこしい・・・

 いちばん複雑なのは現・近畿地方三重県南端の紀宝町新宮市阪神地方へ。そのほかは、伊勢志摩地区を境に北は中京、南は京都地方。大阪から新宮まで直通の電車が、また近鉄の守備範囲を考えると妥当な分割ではある気もする。和歌山県は全域阪神地方。滋賀県は京都地方へ。

西国

 最後に瀬戸内海で小倉地方と阪神地方が境を接する。

 

 現実的には飛び地が設定されてしまったり、実際の所要時間を調べたりすればより現実的であろうが、そこまでの労力を割けなかったことをお詫び申し上げる。

 しかし、実際調べてみて、静岡県静岡市以西で東京・中京に分割されたり、松本以南の長野県が中京管轄になったり、結構現実的な区分でもある気がした。

 

 

 

 

第12段 焼き鳥屋には気を付けよう!

 昨日晩から強烈な腹痛と下痢。ただし発熱はなし。吐き気もなし。朝になっても治らず、病院に行ってきた。

 

 しばらく考えたのだが、金曜日に焼き鳥屋で飲み会をしたのを思い出した。レバーが気持ち柔らかく、生焼けだった可能性。

 

 …おのれカンピロバクター

 

 しばらく養生します。。。

 

 しかし、ここまで危険な食中毒が特に厳しい規制もなく放置されてるのはいかがなものか。

第11段 白川郷、台北桃園空港説~飛騨巡検~

 週末を利用して、日本を巡る旅シリーズ第1回。今回は、石川県小松市を拠点に、岐阜県高山市方面へ向かってみた。

 

 金曜夜、大阪駅から特急サンダーバードに乗る。

あと2か月ほどで、行き先表示から「金沢」が消えてしまう

 缶ビールと、弁当を買って、車内でいい気分になり、うつらうつらすれば、もう小松に到着だ。

カウントダウン

開業前の新幹線口、なかなかレア

 冬の北陸は、天気が悪い。この日も、雨が降り続いていた。結局滞在期間中、空から太陽が顔を出すことはついぞなかった。

 

 土曜日、朝7時ごろ起床し、小松駅からバスで小松空港を目指す。空港でレンタカーを借りて、飛騨方面へ向かう作戦だ。

空港前から北陸の雪山を望む

 小松を出て、北陸道を南下し、福井北JCT中部縦貫自動車道に入り、勝山方面へ向かった。

勝山市役所。正面の公園には雪が積もっていた

 勝山から国道157号で大野市へ向かい、国道158号に入って九頭竜方面を目指す。大野平野から山間部に入ると、景色は急激に彩度を失い、白銀の世界になった。

九頭竜ダム雪舟水墨画のようだ

 油坂峠を越え、白鳥で東海北陸道に合流。道路脇にはどっさり雪が積もっているも、路面状況は良好。ただし、雲なのか霧なのか、非常に視界が悪いので細心の注意を払って運転。ところが尾張小牧ナンバーのミニバンなんかが推定120km/h以上出してぶっ飛ばしていくもんだから驚愕。そんなに死にてえのか?

 

郡上市役所

 郡上まで南下して市役所に寄ったあと、再び北上して高山市を目指す。途中、ひるがの高原SAで昼食をとった。

ひるがの高原SAからの眺め

対面通行の高速をソロソロと走り、高山市へ。

高山市役所。高山市は全国の市区町村で一番の面積を誇る。役所もデカい。

高山は市街でもかなり積雪がみられた

 高山からは、国道472号を北上して、飛騨市を目指す。途中、高山国府トンネルというトンネルを通ったのだが、このトンネルの中の気温が異様に高く、窓ガラスの外側がめちゃくちゃ曇った。何かヒーティング機構があるのか、それとも地山が発熱しているのか、わからなかったが、異様な感じだった。

飛騨市役所。図書館が併設されている。

役所の駐車場にあった雪の山。豪雪地帯の苦労がしのばれる。

 再び、高山まで戻り、こんどは白川村を目指す。そう、あの白川郷で有名な場所である。

白川村役場。役場がある鳩谷地区は閑散としていた

 村営駐車場は駐車料金1000円で、観光バスでごった返していた。中国人や韓国人、東南アジア系の観光客でごった返している。鄙びた秘境を求めて白川郷へ来る人は、求めているものは確実に得られないはずだ。

であい橋遠景。土木学会デザイン賞2003最優秀賞を受賞している。

聞こえてくる言語が、台北桃園空港の入国審査列とあまり変わらない。

なんとか白川郷っぽい写真を撮ろうとしたのだが

辛うじて人がいないエリア

 辟易したので、早々に白川郷を離脱し、富山県経由で小松に帰還。

小松空港も閑散としていた

夕食に8番ラーメン。季節限定の酸辣湯麵が旨い!

 

【まとめ】

 秘境をもとめて、白川郷に行ってはいけない。台北桃園国際空港の入国審査列に並ぶのと同じ気分を味わいたいのであれば、行くべき。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第10段 指輪論考

 先日インターネットで、もはや定番ではあるが、指輪に関連する言説が話題になっていた。

 すなわち、女性に頼まれて100万円超えの高額な婚約指輪を購入したが、果たして価値があるのか?云々。

 今日は、この問題に最終的な解を与えたい。すなわち、指輪の標準原価というのは果たしていくらであるのか?である。

 まず、話を簡潔にするため、指輪の形状をトーラスと仮定する。また、指輪の厚み2rを2 mmとする。自分の左手薬指の径を測定したところ、おおよそ58 mmであったことから、これを指輪の内径2R-2rとする。r = 1 mmであるから、R=28 mmとなる。

 トーラスの体積は2π²r²Rで求められるので、計算すると指輪の体積は約553 mm³となる。

 ここでまず、この指輪が100 %Auであると仮定する。Auの相場はこの記事執筆時点で10,486 円/gである。またAuの密度19.32 g/cm³を考慮すれば、体積553 mm³の純Auの質量は10.68 gとなる。よって指輪の原価は約11万2000円となる。18金の場合は単純には計算できないものの、おおよそこの3/4である8万4000円程度であるとして差支えなかろう。

 次にPtの場合を考えよう。純Pt相場は4,808 円/gである。(めちゃくちゃ安い!)またPtの密度21.45 g/cm³を考慮すると、指輪の質量は11.86 gであり、原価は約5万7000円となる。

 ここにダイヤモンドが付属する場合を考えよう。婚約指輪に付帯するダイヤモンドの平均カラット数はおおよそ0.3 ctであることが調査されている。(下記リンクを参照)

 

www.niwaka.com

 

  ダイヤの買取価格はかなり変動が激しいが、この記事を書いた日時点で買い取り相場を調べたところ、最高品位の0.3カラットのダイヤモンドでおおよそ7万円との結果が得られた。これが標準原価と呼べるかは買取価格なので怪しいが、参考値としては有効と考える。

 つまり、18金に0.3カラットのダイヤモンドを付けた指輪の標準原価は、おおよそ15万円前後という結果が得られた。プラチナならば12万円前後である。

 むろんこれは原価であるから、当然商社の利益が上乗せされ、輸送費がかかり・・・と考えていくと、おおよそ30万円前後までが適正価格といったところだろうか。ペアリングで約60万円といったところだ。

 

 結論である。婚約指輪の適正価格は、指輪1つにつき約30万円まで。これを超えるものは、過剰価格といって差支えないだろう。ただし、「指輪なんて数万円でもあるやろ!」とお考えの恋愛経験がない諸君は、女の子から理詰めで反撃されたとき論破される可能性が高いことをお忘れなく。

第9段 2024年 年頭の感

 2024年になった。元日から能登半島で大きな地震があり、激動の1年に早くもなりそうだが、筆者は年末に有明で行われる某イベントで身も心もボロボロである。

 新年早々大津波警報で、寒い避難所で一夜を明かす気持ちはいかばかりかと、想像するだけで心が痛む。

 死者が30人以上という情報もある。亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、一日も早い復興を願ってやまない。

 

 実家のある岡山県に戻ってきて、ようやく一息つけた。

 

 今年も良い年でありますように。